April'2003


 六宝は暴力が嫌いなので、悪いやつをこらしめるには、話し合いで穏便に解決しようと思っています。しかしそれではすまされない場合、いくら六宝が強くても素手では負けてしまいます。
 なもんで、あくまでも護身用としてですが、61式戦車で行こうと思います。こいつで相手のおうちまで行って、90o戦車砲を1発ぶち込んで、「悪い事はやめてね・・」ってお願いするのです。

タミヤの1/35シリーズ。

 部品点数が結構多く、六宝の様に仕事から帰ってわずかな時間でちびちび作ると、1ヶ月はかかります。
 合わせ面の段差を削ったり、3oにも満たない部品のバリを落としたり・・・。
組み付けも、色塗りを考えながら段階的に行いました。
これが結構大変で、ホイールを付ける前の下地塗りから始まって何回エアブラシを使ったか覚えていません。
途中面倒くさくなっていい加減に処理した所は、正直に「手抜き工事」の跡が出ています。

 六宝って結構短気!。
 61式戦車・・・防衛庁本部、三菱重工、日本製鋼所の協力で、日本人の体格や日本の地形に合った戦車として、開発が進められ、1961年4月、正式採用されました。
 総重量35t・空冷式ディーゼルターボ570馬力・2重差動式デフ・前進5段後進1段
 54口径90o戦車砲・M1919A4型7.62o機関銃・M2型12.7o重銃身機関銃等装備

                                           (タミヤ61式戦車解説書より抜粋)

さすがに61式は旧式で、現在の陸上自衛隊では主力からはずれています。
しかし戦車として一番きれいな形をしていると六宝は思います。

・ ・ ・ ・ ・ 改 造 で き な い ・ ・ ・ ・ ・

 若い頃、六宝の作るプラモは、オリジナルから色々改造を加えて面白くしていました。今回の戦車も、最終形態は戦闘から帰還した状態を想定して、銃弾を浴びていたり、泥が飛び散っていたり、所々腐食している改造をするつもりでした。
 しかし、現在の世界情勢は絶対あってはならない方向に進みつつあります。六宝はこの戦車を戦争という殺りくの世界に参加させる事が出来ません。
 そこでこの61式戦車には、草原に行って自然の中で平和な環境を監視してもらう事に致しました。
 鉄道模型の風景を作成する為の「芝生」と「砂利」を敷き詰めて、のりで固定しました。戦車本体は全くさわっていません。
 ごちゃごちゃ改造するより風景の中に置く方が格好がよろしい様で・・。

やっぱりおじさんになってしまった。

 戻るのだ