旧車にイリジュウムプラグを付ける


このたび我が旧車にイリジュウムプラグを取り付けました。
品番はDENSOのIWF22です。

このサイトの上の方で「抵抗入りはどうも良い結果が出ません!」とほざいていましたが、このプラグは5KΩの抵抗が入っています。
原理的にはここで電圧降下するのですが、1万ボルト以上の高電圧では無視できる値です。
もしかしたら抵抗入りが悪いのじゃなくてエンジンの設定とかあるいはBR-○HS自体が悪かったのかも知れません。

で、取り替えてしまいました。

使用前のプラグ達・・・
BMWR50(1955)6V仕様でマグネトー点火に取り付け。
ガソリンはレギュラー。
比較的高速を50qほど走った結果です。
カーボンの付着も少なく綺麗に焼けています。

IWF22はNGKの6〜7番と同等とありますので妥当な焼け具合です。
R50で一般道を200qほど走った結果です。
カーボンの付着具合も適当で、全く問題なく焼けています。
BMWR26(1958)6V仕様バッテリー点火に取り付け。
レギュラーガソリン。
一般道を少し走っただけの結果です。
R26はキャブレターが安定しないので長距離を走らなければ正確な結果は出ませんが、それにしても真っ黒です。
この結果は無視する事にします。

その他の結果
 低速が安定しますので低速のガソリン濃度を下げてみましたが状態は悪くなりました。

使用観
 始動性が向上します。今まで色んなしきたりで始動していましたが、殆ど数発で簡単に始動します。あまり気を遣わなくてもエンジンは目覚めます。
 低速の安定がよくなりました。今までなら「かぶるかな?」というアクセルワークでもちゃんと付いてきます。
 高速の振動が減りました。R50は振動の少ないバイクですが、さらに振動が少なくなりました。

結論
 以前に出した抵抗入りプラグの悪い結果は恐らく抵抗の影響ではなくて別に原因があったのだろうと推測されます。残念ながらその原因を特定する事はできませんでしたが、このイリジュウムプラグ(抵抗入り)に関しては現用のプラグとそのまま付け替えても問題は無い様です。
 特にその安定性は高く評価するものです。
 エンジン性能が見えなくなりますので、エンジンの調整をする時は従来のプラグを使用する方が微調整ができると思います。

 時代は進化しています。プラグも進化しているのです。