VDOメーターの弱点


R26のVDOメーターが振れ出しました。
ケーブルを新品に交換しましたが振れは止まりません。
そのうち振れは大きくなり遂にストッパーを乗り越えてグルグル回ってしまいました。
その時は修理方法が解らず再起不能にしてしまいました。

で、このたびR50のVDOメーターが振れ始めました。
まだストッパーを乗り越えるまで振れてませんので早い目の修理をするのです。

なお、画像はR26とR50のものが混在していますのでご了承ください。

分解する前にまず確認する部分がここ。
ワイヤーとの接続部分に隙間が出来ています。
この画像は六宝が「この隙間の為に針が踊るんだ」と誤解して真鍮リングをはめた状態ですが、実はこの隙間は本来無いのが正解です。


分解してみましょう。
ワイヤーと繋がる軸がホイールを回すのですが、中心をよく見て下さい。
大きく凹んでいますね。
そう、軸が外れかけているんです。
この結果、ホイールとカップが接触して針が暴れるのです。

で、ホイールを外してみました。
どうやらVDOメーターはここが緩み易いのかも知れません。
R26の時もここに早く気付いていればぶっ壊さずに済んだかも知れません。
木槌で叩き込んでもまた緩む危険が有るので今回は瞬間接着剤で固定しました。


組み付けて出来上がり。

メーターを分解する方法は表示部メタルのカシメをドライバーやペンチ等で少しずつ開いて行く必要があります。
しかしここで無理な力を加えるとメタルが裂けてしまいます。
六宝は十分注意をしていたつもりなのですが、つい力を入れて外そうとしたため半分ほど亀裂が入ってしまいました。

お願いだからもう壊れないでね・・・。

R26の再起不能になったメーターは時計となって再出発してます。
部屋の中でもBMWが見える充実感がいいですねぇ〜